11月の仙丈ヶ岳へテント泊

仙丈ヶ岳の山頂、奥は中央アルプス南アルプス
仙丈ヶ岳山頂
項目

時期:     11月上旬(雪少しあり)
登山スタイル: テント泊1泊2日
コースタイム: 10時間20分(1日目:3時間20分 2日目:6時間は30分)
主な山:    仙丈ヶ岳(百名山)

                             今回のコース

■工程
1日目:北沢峠〜長衛小屋〜栗沢小屋〜長衛小屋(テント泊)
2日目:長衛小屋〜小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳〜北沢峠

■今回の登山の目的
11月のアルプスにテント泊で登山してみたいと思い仙丈ヶ岳に行くことを決めました。

■登山詳細
・1日目 東京を6時に出発し、仙丈ケ岳の登山口である北沢峠に向かいました。(2022年現在、北沢峠へバスで向かうためには長野県側の仙流荘から行くしかありません。山梨側のバスは林道通行止めにより運行していません。)仙流荘10時発のバスに乗って北沢峠に向かいました。10月の土日ともなると早朝から人で溢れかえる仙流荘もこの時期のこの時間だと5名しかいませんでした。バスから綺麗な紅葉の写真を撮っていました。

北沢峠についてから10分ほど歩き長衛小屋へつきました。小屋の営業は終了していたためテント場代は無料となっていました。思っていたよりもテント泊をしている人が多かったことに驚きつつ、自分もテントを張って今日の目的の山である栗沢山を目指しました。長衛小屋は閉まってたもののテント場には南アルプスの天然水が引いてきてあり、トイレも開放してあったため快適なテント場でした。

栗沢山は長衛山から登り2時間程度で登れてしまう山です。森林限界を超えているので景色もいいです。栗沢山から1時間ほどでアサヨ峰(山梨100名山、百高山)がありますが、出発時間が遅く11月ということもあり今回は行くのを断念しました。栗沢山山頂からは北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳が間近で見れるのですが今回は雲が沸いてしまい綺麗には見ることができませんでした。

栗沢山から下山し、明日に備えて早めに就寝しました。17時にはテントで寝て、明日の3時半起きに備えます。

・2日目 11月にアルプスでのテント泊でしたが3シーズンシュラフでも厚着を着ていれば問題なく寝れました。失敗したのは靴下を1枚しか履いていなかったので夜につま先が少し寒いなと感じました。
3時半に起きて朝ごはんを食べて、テントを撤収しました。冬になると日の出が遅く月が沈む早朝3〜5時の時間帯は月明かりがなくて本当に綺麗に見えます。偶然にも流れ星も見ることが出来ました。

5時に長衛小屋を出発し仙丈ヶ岳を目指します。少しMな私はまた戻ってくるテント場にあえてテントをデポせずに担いで仙丈ヶ岳に登りました。食糧が減ったとはいえ、テントにシェラフなどは重かったです。長衛小屋から森林限界を抜けるまで2時間ほど歩きました。今回は荷物が重かったため足がとても鈍く感じましたが森林限界を超えると絶景が広がっており少し元気になりました。この日は雲ひとつない晴天で前日見ることが出来なかった甲斐駒ヶ岳や北岳もばっちり見ることが出来ました。11月なので森林限界を超えてきたあたりから雪が出てきました。

森林限界を超えてから1時間ほどで小仙丈ヶ岳に到着しました。雪も少し多くなりここでチェーンスパイクを装着しました。富士山も見えるようになりました。

小仙丈ヶ岳から1時間ほどでようやく仙丈ヶ岳の山頂につきました。この日は本当に雲がなく、冬山ならではの空気がとても澄んでいて、北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、富士山もはっきり見ることが出来ました。富士山、北岳、間ノ岳の標高高い山ベスト3を間近で見れる仙丈ヶ岳山頂の景色は本当におすすめです。

■登山のまとめ・感想
総距離:13.0km 累積標高:登り 1890m 降り1890m
日帰りで登る人が多い仙丈ヶ岳へあえて1泊2日のテント泊で行くことで比較的のんびりとした登山が出来ました。特に仙丈ヶ岳へ登った日は天気がよく今年一番かと思うくらいに青空が広がっていました。11月にテントでアルプスに行くのはなんだか難しいかもと思う人も多いかもしれませんが、天気次第では通常装備にチェーンスパイクと少し厚着をするだけで登れちゃうこともあるので、事前に下調べをしてぜひ登ってみてください。

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